こまを作った思い出
子供が小さい頃にはよく、図書館に行って半日くらい過ごして帰りには童話を袋にいっぱい借りて帰っていました。
ある日その中に、「びゅんびゅんごまが......」というような題の童話があって、最後まで諦めずにこま回しに挑む少年の姿が描かれていました。
まだ小さかった子供はこの本の作者が伝えようとしていることを理解しているのかどうかはわかりませんでしたが、この本がとても気に入った様子で「モッカイ、モッカイ」と何度も読んでくれとせがまれていました。
そして数日経って、「そろそろもう飽きたころかな?」と思っていたら、今度はこまを作ってくれと言い出しました。
「おもちゃのこまを買っても、すぐに使わなくなってしまうから」と思って、資源ごみとして捨てる積りで外に出していたダンボール箱を取りに行って、ダンボールのこまで間に合わすことにしました。
作り方はきわめて簡単で、まずダンボール箱にコンパスで円を書いて本体を作り、フランクフルトが刺してある芯を5cmくらいに切ってコンパスの穴の空いている部分に差し込みます。
最初は子供が遊ぶのを見ているだけだったのですが、そのうちに本体の形を変えたり、軸の長さを変えたりすると回り方まで変わってくるのが分かって子供よりも私の方が夢中になって遊んだ覚えがあります。
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